「勤務地が駅から離れていて応募が全然ない」

そんな悩みを抱えている採用担当者も多いと思います。

今回の企業も勤務地が最寄駅から徒歩20分と少し通い難い場所にありました。

給与・待遇は業界内でも良い方なのに、採用ができない。

人事担当者もその理由は立地にある事を認識していました。

 

本当に立地が問題だったのか?

まず最初に行ったことが「本当に立地が問題なのか?」の確認です。

担当者としては間違いなく、立地が採用難の原因だと考えていたのですが思い込みと言う事もあります。

そこで、退職者や辞退者に、退職理由・辞退理由その理由を聞いてみました。

すると、予想通り「通勤時間」「駅からの距離」に不満がある事が分かりました。

 

1本の電話が気づかせてくれた解消方法

立地が問題という事は分かりましたが、いざそれを解消しようとしても解決方法が思いつきませんでした。

そんな時、従業員から入った1本の電話が問題解決に結びつきました。

それは「自転車が壊れてしまったので遅れます」という電話でした。

そこから担当者は自転車出勤者が多い事に気付き、これを解決法にできないかと考えました。

 

電車通勤者の増加計画

駅から離れている事もあり、従業員の大半は自転車・バイク・車による通勤でした。

そう、電車の発達している市にも関わらず、電車通勤者がほぼ皆無だったのです。

なんとか、この電車通勤希望者も応募の対象にする事が出来れば一気に母数を増やすことが出来ます。

そこで、思いついたのが駅に従業員専用の自転車を配備する事です。

これにより、駅から徒歩で20分の道のりを、自転車で5分に短縮する事が出来ます。

通勤時間が大幅に短くなるのはもちろん、身体的負担も大幅に軽減されます。

担当者はさっそく、最寄り駅の駐輪場を数台分契約し、自転車も配備しました。

 

応募数急増・慢性的な人手不足も解消

専用自転車を配備した次の日から求人原稿にも、その事を記載しました。

すると、これまでは勤務地から半径数キロ圏内の人からしか応募が来なかったのに対して、市内全域から応募が来るようになりました。

これにより、人手不足の解消に繋がったのはもちろん、広告の出稿回数も大幅に減りました。

初期費用、駐輪場の月額料金、自転車のメンテナンス費用は掛かりますが、求人掲載費が減った事もあり、トータルで見るとコスト削減に繋がっています。